結婚相談所物語

徒然なるままに・・・。~PART1

彼女が入会されたのは、


25歳の時。


お母様がお越しになりお話を伺いました。


お父様が大学教授でお一人お嬢さん。


現在薬剤師として勤務されているとのこと。


お母様も医療関係の資格をお持ちで、


できましたら医療関係の方の紹介をご希望とのお話でした。


後日、一緒にご来社されたお嬢さんは、


透明感のある初々しい笑顔で


「まわりは女性ばっかりの職場です。


仕事も忙しく覚えることもたくさんで出会う機会はありません。」


おっとりと話されるご様子は幼さすら感じました。


ご一緒にお相手を選び、


ドクター・准教授の方々とのご紹介もきちんと丁寧にお受け頂き


ご交際まではすすまれるのですが、


その先となるとなかなか発展されない状況が続きました。


「私はドクターでなくても、好きな人と結婚できればと思っているのですが・・・。」


お友達の結婚式に招かれる毎に、


社会人としての経験を積まれる毎に、


想いは揺れることもありました。


「父の考え、母の意見、そして私の思い・・


何もだれも間違っていることはないのですよね・・・。」


素直にお見合いを続けていく中で、


ちょっとお疲れになったこともありましたが、


休むことなく、


ずっと私どもについてきてくださいました。


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※アドバイザー 寺内