新年のご挨拶
謹んで初春のお慶びを申し上げます。
新春の清新なる気に満ち、 佳きお年を迎えられたことと存じます。
皆様の今年こそはの思いとは、 如何なるものでございましょうか。
私たちは、 古来より、 節目というものを大切にしてまいりました。
年が改まることには、 とりわけ強い思いを寄せてきたものでございます。
年頭の所感にことさらの願いや誓いを込めるのは、 その表れと存じます。
それぞれの節目にも、 時々に応じて祈念をしてまいりました。
幼少には無事の成長を、 長じては更なる発展を、 願うはまたけじめとも存じます。
中でも『結婚』は、 門出を祝う、 ひときわ意義深い節目と言えるでしょう。
『結婚』-- 実にきっぱりとした、 潔さを感じさせる響きではございませんか。
社会が豊かになり、 人が暮らしていく方途も実に多様化してまいりました。
「人と異なる」 ことが容易になり、 耳触り良く、 個人の尊重とも言われております。
しかしそれは、 精査されることなく、 安易に人々の口の端に昇っているかに存じます。
「人と異なる」というのは、 本来、 あらゆる責任を自分で負うことでございます。
堂々と集成されたことから外れるには、 相当の覚悟と代償を伴って然るべきと存じます。
結婚するとかしないとか、 いかにも気分次第の問題のように語られることがございます。
若い世代のみならず、 親の世代からも多く聞こえることは、 大変残念でなりません。
物質面の満足と精神面の充実とは、 もとより次元を異にするものでございます。
人が生きていく上で、 精神の絆を創造することは、 今も変わらず必要なことと存じます。
順に従えば、 親が子のあらゆる支えとして全うできるものではございません。
ならば、 子に人生のよすがを教示することこそ、 親の真の務めではないでしょうか。
結婚によって与えられる試練や喜びがあり、 結婚によって寄与できる務めもございます。
それらを経験し人となりを磨いてこそ、 家族というゆるぎない絆を創造し得ると存じます。
一握りの極端な有り様を、 時流であるかのように駆り立てる傾向が身受けられます。
決して惑わされることなく、 実のある『結婚』の意義をお考えいただきたく存じます。
これから始まる一年を、 大局から捉えんとするこの晴れやかな年明けの時期にこそ、
皆様のかけがえのない節目である『結婚』を、 大切に思議されますよう願います。
代表取締役 山名健二
