結婚相談所物語

出来る女 中編

その人は転勤族で南九州に在住、


その前は中国地方でした。


仕事振りが認められ他人より早い周期で点々と異動しており、


そのために縁遠いのを見るに見かねた職場の上司がこちらに入会させました。


だからプロフィールの写真も、


を見るに見かねた職場の上司がこちらに入会させました。だからプロフィールの写真も、職場で寛いでいるスナップ写真です。


上司から、


仕事では頼りにされ私生活では心配される、


そんな男性に興味をもち、


ほとんど直感的に、


会ってみよう、


話がしたい、


と彼女は思いました。


自分の直感を信じることは大切だということは仕事でも経験済みです。


私にもすすめられ、


すぐにお見合いをする決心をしました。


そして、ものの見事に魅せられたのです。



それにしても遠い、


大阪と南九州とでは余りにも遠く、


日常的に会えないことで、


彼の気持ちどころか自分自身の気持ちすらつかめず不安が募りました。


果たしてこの恋心は本物なのか、と。


何もかもの思いが一緒くたになって


彼女は自分から彼の元に飛び込む決心をしたのです。


ですが、突然女性から押しかけて行くのは流石に憚られ、


考えました。プロに任せよう。


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マリッジ・コンサルタント 山名 友子