結婚相談所物語

女医さんの結婚(前編)

餅は餅屋といいますが、その道を極めた人の仕事には、


さすがと見惚れるものがあります。


それはもちろん長い経験と日々の鍛錬の賜物ですが、


私たちアドバイザーも、『マリッジ・ドクター』


と呼ばれるに至るまで少なくとも10年の月日は必要です。


『マリッジ・ドクター』?


経験を積んだアドバイザーをエムロードではこう称しますが、


それは、お一人お一人の意向を汲んで適する時期に


ふさわしいご縁をお世話することが、


問診して適確に診断し、


迅速に処置することを求められるお医者様に似ている、


と言われるが所以です。




少し小柄でチャーミングな女性でした。


出産にはマル○がつくご年齢かなと推察いたしましたが、


お尋ねすると女医さんです。


幼い頃よりドクターになることを志し、


ご自分の夢に向ってまっしぐらに努力を重ねてこられたそうです


「私は全ての夢をかなえてきました。」


確かに実績に裏打ちされた自信に溢れた魅力的な女医さんです。


「でもね・・・」言葉は続きます。


「でもね、一つだけ忘れていたことがあったの。


結婚して子供を産むこと、これを忘れていたの!」


お忙しい毎日だったそうです。


強い責任感から仕事を人に任せられず、


やっと後輩が育ってきたかなとほっとした時に、


もう一つの大事な夢を思い出したそうです。


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マリッジ・コンサルタント 山名 友子